ICTが進む日々の暮らしの中で見聞きする情報は高齢者(予備軍)の身にはその処理能力を越えつつあるが、好奇心、アンテナの高さと感度を総動員して対応したいとの想いから “飛耳長目”としてこのコラムを設けました。

飛耳長目(ひじちょうもく) 飛耳長目(ひじちょうもく):  中国の春秋時代、斉の管仲(?~前645、法家の祖)が、遠くのことをよく聞き知ることのできる耳と、遠くのことをよく見ることのできる目を持つことを「飛耳長目」といったようだ。見聞を広め、物事を鋭敏に観察することの大切さを教えている。
 日本では幕末、情報の必要性を感じていた吉田松陰が松下村塾のモットーにし、塾生たちに見聞を広めることを勧めた。
 現代ではインターネットが飛耳長目の場でありツールであり、松陰たちの時代と較べると時空を越えて世界の情報を収集できるようになった。
 情報の海の中から有意の情報を見つけ、整理・体系化して活用することにより、時代の潮流を読み取り的確な判断に資することが求められている。

画像出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/吉田松陰

これまでのコラムは、アーカイブをご覧ください。
  • やましん歌壇拙掲載歌の紹介<第3回>

    2024年10月29日

    首件(やましん歌壇拙掲載歌の紹介)はしばらくは第1回で記した挨拶文も再掲載し、企画書も再添付します。 ・・・この度、添付の企画主旨に沿いこれまでやましん歌壇に掲載された拙詠草と その写真短歌の紹介を思い立ちました。時間を […]

  • やましん歌壇拙掲載歌の紹介<第2回>

    2024年10月15日

    首件(やましん歌壇拙掲載歌の紹介)は第2回目の紹介ということから第1回で 記した挨拶文も再掲載し、企画文も再添付します。 ・・・この度、添付の企画主旨に沿いこれまでやましん歌壇に掲載された拙詠草と その写真短歌の紹介を思 […]

  • やましん歌壇拙掲載歌の紹介

    2024年9月20日

    この度、以下のような企画に沿いこれまでやましん歌壇に掲載された拙詠草の紹介を思い立ちました。時間を見つけながら順次紹介させていただきます。 240920企画書:やましん歌壇拙掲載歌の紹介 拙いとはいえ紹介する弊短歌を垣間 […]

  • 今年のジャムづくり(男の厨房)

    2024年9月9日

    毎年恒例のジャムづくりとその準備に勤しんでいる。 ①初夏のジューンベリー 小鳥らとの競争に譲って(下記詠草参照)収穫と熟し具合はイマイチながらヨーグルトやパンのお伴として役目を果たしている。 ♬ 小鳥らとジューンベリーの […]

  • フェースブック(FB)への投稿で気付いたこと

    2024年8月3日

    いつからだろうか気付いたのが最近だが、FBへの投稿で行政やその外郭団体の投稿が多くなったような気がする。 以前からそのような状況があり、たまたま当方の気付きが鈍く(感度の衰え?)なったのかもしれないし、あるいは情報発信の […]

  • 久々に内田樹の著書を手にする。

    2024年7月30日

    拙作品の常設コーナーⅠ&Ⅱでお世話になっている市立図書館の検索で見当たらなかった氏の直近の新書版「だからあれほど言ったのに」を手配してもらい漸く借りることが出来た。 これまでも、「街場の教育論(*)」などの著書に触れてい […]

  • 宗教の関わりで生まれる紛争について

    2024年6月18日

    最近のウクライナ戦争、イスラエルとハマスの紛争、・・・世界中いたるところで宗教(特に一神教)が根幹に関わっている争いが絶えない(頻発)している。 かつて、「”八百万の神 ”という特異な宗教観を持つ日本だからこそ、このテー […]

  • 記事紹介(朝日新聞):まっすぐな心、830首の力(見出し)

    2024年6月6日

    高校3年生で初掲載されてから半世紀、多系統萎縮症という難病(62歳で発病)を患いながら朝日歌壇に投稿を続けた長尾幹也さんが亡くなり(66歳)、数々の詠草に共感してきた読者から追悼の歌や言葉が3か月たった今も続いているとい […]