一昨日(10月13日)の地方紙の片隅に載った「写真家たちの物語(時を重ね、豊かさを紡ぐ)」”香り立つような美しさ”【3】 奈良原一高「静止した時間」が目に留まった。
月曜日に随時掲載とあるので次はどのような写真家が取り上げられるか留意したいと思っています。
氏の写真集「ヨーロッパ・静止した時間」は、若い時(社会に出たころに神田神保町古書店にて)に入手したと記憶しています。
この写真集はモノクロ写真で切り撮られており、それまでに見たことがない圧倒的な静寂と、それを凝視する撮影者の感性に震わされた記憶が今でも残っています。
私見ですが文字を追いかけて読むことで著者と交流する書籍と違い、写真集は写真をめくることにより撮影者と同じ体験を追体験することできることに特徴があると思います。
下記に紹介しているかつて保有していた多くの写真集は、70歳過ぎの断捨離で一冊(東松照明の世界・展「いま!!」1981年刊、554枚)を残して全て廃棄しており、いまでもとても悔やんでいます。
*拙HPアーカイブス(保有していた写真集):
https://w2019.sk-solutions.org/12sr_hobby.html