人生の棚卸しとして「DVD 私的アンソロジー」を上梓しました

人生を四期(学生期・家住期・林住期・遊行期)に分けてみて、自身の60歳(林住期の途上)を契機に、それ以降の羅針盤(コンパス)としたいとの想いからDVDを制作したものです。

 

その収録内容は「写真」「著作&寄・投稿」「プレゼン&セミナー等資料」「映像・画像・音声」「新聞インタビュー記事」「主に携った事業資料」などで構成されています。
このDVDは部数に限りがありますが興味をお持ちになられた方には謹呈いたします。

私的アンソロジーSADASHI KURONUMA
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prologue
登らずば落ちねど 登らねばいられぬ 登りてみえる景色に馳せる 明るきあすを天照らす

山形の地に生まれ、育まれ、巣立った雛が歩む如く、県外での30年の社会生活の中で揉まれながら、巷の一員として家族(相方と子)を持ち、多くの方々との交流を通じて頂戴した「糧」を活かす<場・空間>としてふるさと山形へのUターンを選びました。
その後の8年の月日の中でふるさとの懐の深い多くの知己に支えられ活かされての今日(こんにち)を迎えることができました(一つの節目:60歳)。

これを契機(トリガー)に、辿った道のりを整理することで自身のこれからの「林住期(※)」における羅針盤(コンパス)としたいとの想いから、運用中のホームページ内のデータを「核」としたDVD制作を思い立ちました。
このDVD制作は自身への<ほうび>と考えたところですが身内からは「分をわきまえ、見せられる相手のことを考えて、程ほどに・・・」と釘をさされたことも事実です。
自身の存在証明といえば言いすぎ(あるいは「あがすけ」:ふるさとの言葉で「いい格好をする」の意)でしょか?・・・自身をそうさせるのは根っこにある「好奇心」のなせる業なのかもしれません。

このDVDは自身の仕事を離れたもう一つのアクティビティとしての【写真】を「主役」としながら、それらを支える幾つかの「(迷)脇役(著作・寄稿・映像・画像・音声など)」で支える形式で構成し<私的アンソロジー>としております。
これを手にされた方々がご自身の「林住期」を考える際の糸口になれば良しとしようと腹をくくってリリースすることになりました。

(注)※:四季の移り変わりは「春、夏、秋、冬」、人生を25年で区切り、学生期、家住期、林住期、遊行期と表現する考え方が古代インド仏教(ヒンズー教)にある。
五木寛之氏はこれを現代の寿命に置き換えて25年毎に区切って、かつ、氏の他の四季表現も参照しながら次のように対比して考えているようです。

学生期(がくしょうき) ・・・・青春
家住期(かじゅうき)  ・・・・朱夏
林住期(りんじゅうき) ・・・・白秋
遊行期(ゆうぎょうき) ・・・・玄冬