2012年8月8日

原発事故から約1年半が経過しようとしているが、原発事故調査結果が出揃ってその後の動きが鈍い。
東電が先日ほんの一部の映像の公開がメディアに取上げられたが、全面公開をという要望に東電の頑なな拒否がまかり通っていると言う。
そこで思うのだが国政調査権(*)による全面公開を実現できないのだろうかと思う。
そもそも出揃った4種の調査報告書(国会事故調、内閣(政府)事故調、民間事故調、東電事故調)において東電保有の全事故映像が反映されたかどうかも一般人には良く分からないし話題に登らない(?)ことが不思議(東電事故調は当然東電に都合の良い部分のみ使ったはず)。

*:法令上の具体化規定(Wikipediaより抜粋)
国政調査権は、憲法上に定められた議院の権能であるが、実際に当該調査を行使するためには、手続的規定が必要であり、いくつかの立法的手当てがなされている。
その一つに「国会法に基づく官公署等に対する報告・記録請求 」があり国会法104条に基づき、各議院・委員会は、内閣、官公署その他に対し、必要な報告・記録の提出を求めることができる。

この映像の全面公開というテーマに対しては与野党の思惑で反対が出ることで少ないはずだから是非実現させたいものだ。