2014.04.10の当コラム「STAP細胞の報道で再び思うメディアと組織の有り方」で野依氏の人となりについて触れその際に氏の人物像のも言える参考として次のような場面を紹介した。
・・・かつて、事業仕分けがメディアを賑わした折に、科学領域の仕分けに顔を揃えて「歴史という法廷の場に立つ覚悟があるのか」と反対発言をしたノーベル賞受賞の科学たちがいましたが・・・
今回の記事や前日?のTVニュースでも野依氏は発言していたが、この任期3年を残しての「退任」をどうしても「引責辞任」ではないと言いたいようだ。
その強調する理由は「一般的に大学でも研究機関でも(研究不正を理由に)組織の長が引責辞任する例は皆無だ」らしい。
「法廷の場に立つ覚悟があるのか」という上記の氏の発言をそっくりそのまま返したいものだ。
自身の経歴に傷がつくとでも言うのだろうか・・・
ノーベル賞受賞者も地に落ちたと言えるし何とも情けない。