2020年5月5日

今朝の地方紙の新型コロナの感染(確認)者数の表の中に10万人当たりの感染(確認)者数と死者数の併記が初めて(と思う)なされていた。
当方が弊コラムやFacebookでその必要性を指摘した4月24日から11日経過しているが、しかしまだ抜けているものがある。

一つ目は同じく3月16日に次のように指摘した母数としてのPCR検査数。

“母数(分母となる検査数)に対して発見された感染者数として評価されるべきであり単に感染者数の数のみに焦点をあてて語るべきではないと思う。”

二つ目は感染の広がり度を表わす陽性率。

表をみて判断する読者には関連する数値データを可能な限り表記する努力を期待したい。

また、緊急事態宣言が全国に拡大された4月16日からの「累積感染(確認)者数の増加率」が併記表示されていたがそれは何のための表記なのだろうか?

北海道、富山、鳥取、佐賀、鹿児島が100%~200%と断トツで飛びぬけている。対応力の差なのだろうか人々の外出自粛への協力度合いなのだろうか?