厚労省や財務省が介護1と2の保険外しに前向きな姿勢を見せ始めているとして深沢七郎の「楢山節考」を例にとり次のように記していて共感。
・・・老人は役立たずだからコミュニティから即時退場せよ、というメッセージを疑わない老母の順応性の高さが物悲しいが、他人事とは思えない。人は条件さえ整えば、悪政にだって順応してしまう生き物なのだから。・・・
遊行期の門(後期高齢者の仲間入り)をくぐったこともありまた身内が遠方にいるため最近情報収集を始めたばかりの身には他人事ではないテーマである。
人生最後の日まで必要最低限のサポートを受けながら、つつましく暮らしたいだけ。しかし、それすら贅沢な願いになってしまうのだろうかと記す筆者が言うように少子化が加速し対策を見いだせないこの国は姥捨て山の時代に逆戻りするのかもしれない。