2012年2月12日

「読書好きな子供育てる環境考える」というテーマのフォーラムが山形で開催されたという新聞記事が眼にとまった。
県教育委員会が進めるプロジェクトの一環のようで、学校教諭、親子読書に取組む保護者や読み聞かせボランティアらが実践事例を報告したようだ。

コレはコレとして結構なことだが、ひとつ思うことを提起したい。
読書好きな子供を育てる環境にとって更に必要でかつ大事なことは・・・で思い出したことがある。
それは、阿久悠の著書の言葉(清らかな厭世 言葉を失くした日本人へ:以下の“*”)を借りて表現すると、それは「身近な家庭の中で“親”が読書をする姿を見せることにある」のではないかということである。

*父や母がダレた姿を見苦しい振る舞いを見せないことである。いい姿で、深い本を読 む。没頭する。
*家族が家族として、敬意を払い合い、信頼を持ち続けるのは、制度の問題でも、社会 の傾向のせいでもない。

つまり、今の子供たちの親世代(団塊ジュニア)が家庭内で読書をする姿を子供たちに見せられるような環境作りにも力を入れる取組みが求められているはずだ。