あしひきの峰に山霧湧きのぼり天狗の窓より山里眺む
作品:写真短歌
投稿者:荒木 正弘

写真撮影地:白馬山(富山県と長野県)
作成意図:
梅雨のさなか僅かな晴れ間を期待して、白馬三山の撮影のため八方尾根へ。峰峰は予想通りの厚い雲のなか。四囲を深い山霧で包まれ視界の全くきかない尾根道を登っていると、俄かに霧が一点空き、白馬岳ならず下界の山村が現れた。まるで天空から下界を垣間見た天狗の様な気分。嗚呼、束の間だが日常の煩悩を忘れたひと時であった。
投稿日2020年1月3日
投稿者kuronuma