<3月6日>
ここのところ震災の広域がれき処理の報道が多い。
東電第1原発のがれきは福島県で処理するとなっているという報道も含め次のような報道はどのように理解したら良いのだろうか?
・震災から1年経過しようとする今、37市町村の2252万トン余のたった5%し か処理が済んでいない。
・国は中越地震の時に長岡市が作成した基準を通達したままで各自治体も混乱してお りがれき受入れに対して86%が難色を示している。
難色を示す理由の分析が示されていないが震災がれきと放射線を含むがれきの区分を処理基準の中に網羅してきめ細かく検討しないためこのような結果になっているのではと素人でも思う。
報道を待つまでも無くこれらがれき処理の遅れが復興の足かせになっているということからだろうか、ようやく国が取った方法は
・処理を受け入れるところに「財政支援」をする
・続いてこの処理に要する費用全額を国が手当てする
という、このような判断に至るのに1年を要したことになる。
稀有の震災・人災の復興の課題解決のための国をあげてのプロセジャーとしては何とも恥ずかしい限りと言える。
一体どのような復興計画が立てられていたのだろうか・・・。