2012年6月10日

この構想を提案している方は山形県出身の建築家の瀬野氏(瀬野和広+設計アトリエ/瀬野和広)です。

氏は皆さんご存知のTV番組(ABC)ビフォーアフターにも出られている建築家です。
小職がUターンして間もない頃に出会う機会がありそれ以降はメール(メルマガなど)を一方的に送らせてもらっていましたが、この春に偶然にビフォーアフターのTV番組の中で再会しました。

この時の番組での氏の取組みに次のような印象を持ち改めて連絡を取ることになりました。
番組での「アプローチ手法」は他の建築士とは一線を画しており
これまでの放送の中では秀逸でした。
それは依頼主に寄り添うべく佐渡の風土、街並み景観、家族の歴史と
現生活などの調査・・・とそれらに対する共感・共有をベースにして
改造に取組む姿勢にあると勝手に理解しました。
http://asahi.co.jp/beforeafter/list/d00089gwbo.php

その後の氏とのやり取りの中で<災害復興「住まい」夢構想>を知りそれを企画し発信する氏のアクティビティはすごいと感嘆しました。
氏によれば目先の復興案に疑問を持ち息の長い案にしなければと感じて昨年の今頃発表したとのこと(建築専門誌ほかでも紹介されています)。
仮設的恒久木造建築の実績はまだ長野県栄村で一棟だけですが県の要請によるとのことです(平成23年度長野県産材利用開発事業)。
この実績が「栄村型・多用途耐久簡易木造建築システム」提案に展開されたようです。

氏からは皆さんへの周知に了承を貰い関係資料(下記①、②、③)の
冊子、CDなども入手しています。
①災害復興「住まい」夢構想提案:下記Webサイト参照
http://www.protohouse.net/motherproject/plan/seno_Jig105house.pdf
②栄村型・多用途耐久簡易木造建築システムの提案
③建築専門誌「建築知識」掲載記事:下記Webサイト参照
http://ruruc.kir.jp/sk-solutions/web1/cgi-bin2/col4/coldata/140-0.pdf

関心をお持ちの方や提案に興味を持たれた方がおられましたらご一報ください。