2013年6月19日

地方紙に「縮小社会に備える」として日本の人口減少に対する専門家の論説・解説記事があった。
その記事では「日本の人口は2010年から50年間で32%減少、特に子供を生む適齢(25~39歳)の女性の数は55%減る。一方、欧州では10%以上増え仏国、英国の適齢女性数は微増する」と記載されていた。

海外の好例はさておき少子高齢化社会(当方は少子多老社会と言っているが)にある今の日本が抱える課題を一言で言えば、
「働ける環境、結婚できる環境、子供を生み育てられる環境」
を如何に作れるかだと思う。

例えば働ける環境一つを取ってみても次のように複雑な問題が絡み合っている
・正規就労者割合が確か3割を超えてしまった
・若者の未就労が増えている
・年金制度の不確実性さが高齢者の就労を生み若者の就労環境と競合している
3つの問題は複雑に絡み合っているだけではなくそれぞれを解決する目処すらたっていないというのが現実である。