2013年9月15日

最近、私が使っている携帯が“ガラ(携帯)”と呼ばれることを知った。
何で?という問いにガラパゴス島のガラ、つまり絶滅危惧の携帯と説明され、揶揄された言い方であることに思わず納得し同時に苦笑したことがある。

今や、スマホ、アイフォンが巷で幅を利かしておりガラは肩身の狭い少数派のようだ。
元来マイナー志向の身にはハードはあまり関心がない。
ただ、昨今それらツールがもたらす影響が社会問題になっており、この記事でも氏が持論を述べている。

紙面では次のようなポイントがスマホの登場以降、一段と深刻化してきたと指摘している。
コミュニケーション力が育たない/言語表現力やきめ細かな感性の発達が阻害される/
睡眠不足、ネット疲れにより学習能力が低下する/刺激的な映像や情報以外には興味を
持たなくなる/考え方、行動の点でも自己中心的になり、他者を操ろうとする傾向が
強くなる/機器の操作だけなので相手が傷ついても自分は痛みを感じない

その他にもLINEが使われた事件(いじめ、傷害、殺人)なども見聞きする機会が増えていることやドラッグ、アルコールなどの依存症と同じレベルで「ネット依存症」という現実が広がりその対応部門を設ける病院の話を聞くと氏の上記の指摘は的を得ている。

紙面でも紹介しているが宮崎駿氏の言う「大事なことは手間がかかってめんどくさい」をどのように【 教育の現場で子どもたちに伝えられるか 】を真剣に検討する必要があると思う。

技術の進歩は必然であり止める必要はないが、【 過ぎたる「便利さ(コンビニエンス)」は猶及ばざるが如し 】と思う。