見出しにもある、言わずと知れた「水俣病」を取上げていてテーマとしてはかなり重たいし取上げられたことに敬意を表したい。
水俣病については多くの方が周知の通りなのでここでは触れずに、8月8日、9月4日、9月15日に取上げた「福島第1原発のサブドレン水の海洋放出」との関連記事として捉えたい。
かつて、そして今なお苦しまされる公害「水俣病」も福島第1原発のサブドレン水の海洋放出で将来に発生するかもしれない放射線の影響リスクもその発生メカニズムは全く同じと言える。
その観点で言えば福島第1原発事故とそこから生じている多くの問題も正に公害とも言え、第2、或は第3の水俣病にならないことを希求せざるを得ない。
漁業者の苦渋の決断とも言えるサブドレン水の海洋放出で万が一のことが生じた時は水俣病とは異なり、「漁業者がその判断・決定に関わった」という苦しい立場に立たされる可能性が高いと言える。
そのような視点で「福島第1原発事故」を捉えた記事を期待したい。