欧州連合(EU)から英国の離脱協定承認を前に欧州委員長が述べた言葉を紹介していた。 その言葉「別れの苦しみの中でのみ、われわれは愛の深さを見つめるのだ」は19世紀の作家ジョージ・エリオットの言葉を取り込んでいるとのこと。
英国の政治家が「われわれはEUが嫌いなのだ」という方言に対してその懐の深さは際立っていると紹介している。
また、「知者惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず」とかつて退陣する際に論語から引用して述べた宮沢喜一元首相の言葉にも触れている。
そして、翻って今般の国会の質疑での与党側(安倍首相)の答弁は含蓄どころか論戦以前の様相と危ぶむ。
当方の好きな言葉(司馬遼太郎がその著書で述べている)「名こそ惜しけれ」の気概を持った政治家の出現が本当に望まれる。