2020年2月1日

録画したこの番組を見る機会があり妙に得心する箇所があったので下記したい。番組の詳細は次のURLなどを参照ください。

https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20200111                                                  https://www.youtube.com/watch?v=6H-chEdIvII

第一人者と言われるこの方は「長谷川式」と呼ばれる早期診断の検査指標を開発、「痴呆」という呼称を「認知症」に変えるなど、人生を認知症医療に捧げてきた医師。

かつての先輩医師の言葉「君自身が認知症になって初めて君の研究は完成する」を胸に、自ら認知症であるという重い事実を公表したと紹介されていた。

「完成した研究は自身では活かすことができないが後に続く後輩たちに引き継がれる」ということと理解した。

この医師(長谷川先生)は研究時代に介護する家族の負担軽減のため「認知症患者のデイサービス利用」を提唱したとあり、自身も認知症になって本意ではなかった?ようだが娘さん、奥さんの勧めや二人の負担を考えデイサービスにトライした場面が紹介されていた。通所者と一緒になってゲーム(輪投げ?)をする(させられる)シーンとそこで身の置き所が無い表情をしている氏が映され、確か2~3日で中断した映像となっていた。

当方の推察では氏がかつて提唱した時のデイサービスの中味と現在の施設のサービスに違いが生じているか、或いは提唱した当初から患者への視点が欠如していたことを暗に語っていたように思う。

認知症であろうとなかろうとしばしば施設のメニューやその紹介などで入所者みんなでの歌とか運動とか遊びをしているシーンを見る機会が多く、どうもやらされている感が強く・・・私は勘弁して欲しいといつも感じている。

入所者の個々の希望に沿うようなサービスは施設運営の観点からは難しいのかもしれない。                                                       そのようなきめの細かいサービスを提供する施設の紹介をしている番組を見る機会もあり一度Web検索で調べたことがあるがその費用は当方も含めた一般人からは手が届かないレベルのようだ。

6回目の年男でもある当方は幸いにもまだ介護施設などのお世話にならなくて済んでいるが、しばしば町内会で老人クラブや○○体操などのお誘いを受ける。自身がやりたいことであるなら別として自身でやっている諸活動で手いっぱいなので幸いにもこれらの勧誘を受ける機会は今のところない。

誰にも訪れる可能性があるが・・・できれば通り過ぎて欲しいものだ。