2018年7月7日

最近、歌集、句集、自分史などの自費出版物やその情報を目にする機会が多くなっている。
しかし、それらを世の中へ公開、告知するツールも多くはなく自費出版物のデジタルブック化やその公開、告知も限定的のように思える。
その背景には下記のような日本の現状があるようだ。
「幸福度世界3位のアイスランドでは10人に1人が自叙伝(自分史)を書くそうです。本屋さん には一般の人が書いた

自叙伝が平積みになっているとか・・・因みに、日本は51位(先進国で最下位)です。」

図書館などの公的機関のサポート体制も然りで、寄贈や受入れ冊子等の紹介も積極的に紹介しているようには思えない。
当方も自費出版をして初めて図書館への問い合わせを試みて寄贈のしくみが用意されていることを知り、弊冊子(続 私的アンソロジー“しあわせの構図”)の寄贈をしたところ。
因みに、60歳の折に上梓したDVD版「 私的アンソロジー」は自分史の一種と考えて見つけ出した「日本自分史センター」に問合せして寄贈した経験がある。

今回の冊子の寄贈を思い立ち調べてみて図書館も寄贈を求めていることが分かったがそれを積極的に広報しているようには見られないという印象を持った。

今回の寄贈(県立図書館、市立図書館、日本自分史センター)、納本(国立国会図書館)を通じて得られた収穫として「図書館の貸出し蔵書の検索で自分が寄贈した冊子名を入力してみるとしっかりと記載がされていて貸出しが可能になっていたことを見つけ小さな喜びを味わうことができた」ことを挙げたい。もっと多くの方々が自費出版に興味を持ちこの世界が広がることを願いたい。

 

自費出版の喜びを詠んだ一首を紹介する。

アンソロジー我が歩み記す一冊の無事の入稿誰に伝えん