宮本の著作としては平成15年発行の作品を図書館より借りて読んだ。
下巻にあった成程!と感じた文章を記す。
・・・「不運な人も、幸運な人も、それを『運』ていうひとことで片づけたりするけど、その運は、なにか人智でははかりしれんもんが分配したんやない・・・・・。やっぱり、その人が作りだしたんやって思うねん。上原桂二郎が人に恵まれているという星のもとにあるのは、上原桂二郎という人間の為せる業(わざ)やねん・・・・・」
この著作で「雪迎え」に関する表現があり、発表後にその表現についてトラブルが生じて宮本がその誤りを認めて修正することを発表した記事を読んだことを覚えている。
その折は著書を読む機会を逸していたが漸く機会を得た。
雪迎えについては調べたりして覚えたての短歌に次のように詠んだことがあるがどう推敲しても作品にならずそのままになっている。
・冬浅し先人詠みし雪迎え小さき庭に我眼を凝らす