2025年12月1日

メディア(新聞かTV)の情報で「ゼロクリック」という新しい(当方にとって)用語に出会った。検索作業の今の流れとその課題を指摘しているようだ。

最近のWeb検索やAIの普及は一つの用語の検索すると、大まかな意味などの情報が忽ち纏められて表示されるため、概要がかいつまんで把握できるため、そこで満足して関係用語を含め更なる探求がなされない状況を生み出していることを「ゼロクリックとその課題」と称しているようだ。

かつては、広辞苑、国語辞典などの紙媒体で調べて、そこに提示される関連用語にも頁を捲って更に調べた記憶が残っている。

そういえば先の拙投稿(7月5日&10月9日)で「舟を編む」について記したことを思い出した。辞書作りにまつわるこのTVドラマとその原作は、このゼロクリックという現象とは対極にあるテーマと思える。

さらに言えば、短歌を嗜むようになってこの方、Web検索は類語、対義語を含めて調べることができて、詠草や推敲をする際の便利なツールとして重宝している。
衰えているとはいえ好奇心がまだ強い当方にはゼロクリックは無縁のように思える。