碑(いしぶみ)を 覆いて蔓延る 蔦の緑 かたえの紫陽花 枯れて残れり
作品:写真短歌(共同制作)
投稿者:
・写真 畠中正一(NPO法人相双歴史文化保存会代表理事)
・写真撮影地 村上城址(南相馬市) 
・短歌&編集 黒沼貞志
コメント(by畠中さん):
 慶長元年(1596)相馬藩主第16代義胤は、東に蒼海を望み西に湖沼をめぐらす、四願一望、最も要害の地と定め、十塁を築き濠をめぐらしまさに殿舎を建てようとした前日、火事が起きて山積みした材木がたちまち灰になってしまったと伝えられる。
 義胤はこれを不吉として、牛越に城を築いて慶長2年、小高城から移った。当時の築城様式を後世に伝える重要な史跡である。旧本丸跡には貴布根神社・古四王社などが祭られている。
 海岸の浸食により、城跡と推定される一部は海に没している。
投稿日2024年8月28日
投稿者kuronuma