ふる里の様式残るロトンダの学び舎いまは住いと窯房
作品:写真短歌(共同制作)
写真:瀬野和宏(瀬野和宏+設計アトリエ)
写真撮影地:山形県大石田町(次年子窯)
詠草&編集:黒沼貞志
コメント(by瀬野さん):
1950年から60年代にかけ、学校、病院、ホール建築にロトンダ(円形建築)が、時の建築家「坂本鹿名夫」により全国に100棟余り建てられた。郷里山形にも3棟ばかり。2棟は既に無い。1962年築のここ次年子小学校も十数年前解体が決定していた。間一髪のタイミングで、信楽伝統工芸士であり陶芸家の高橋廣道氏夫妻が移り住むことに。ロトンダは住居兼窯房、更には奥様が営むごはんやカフェと学校間取りをフルに使いこなしながら、正にリビングヘリテージへと見事に導いてしまっている。帰省の度、次年子地区へ清水を頂きに行く。その水がめが陶器製で実にユニーク。制作者が高橋氏と知り、訪ねたい想いがやっと叶う。
投稿日2024年5月22日
投稿者kuronuma