TV報道の現場で作業する行政の方々の日々の一端(1日でおにぎり1個とペットの水1個、自身の家族も被災に遭っていても避難所や役場に泊り込みをしている人が多い)を見聞きするにつけ、
<組織とは(まして国家とは)そういうものとの認識に立つべきと思う。 一人の人間としては誰でも良きお父さん、お母さんであっても、一端組織 の中に身を置かれると異なる立場に立たされるのは過去の多くの事例が 物語っている。>
と書いたものの、この国は一体何をしているかと怒りを通り越し悲しくなる。日々の危機管理能力研鑽の無さが露呈していると言える。経験不足の与党と野党慣れしない元与党が政局の駆け引きなどしている場合ではないだろうに・・・。
ようやく元与党も真剣に検討しているという新聞記事に「遅すぎる!!」としか言いようがない。
加えて、原発事故のその後も終息どころかますます先の見通しが立たなくなりつつある(小職が最初に想定したワーストシナリオが杞憂で無くなるかもしれない)。
・原発敷地の地下水の汚染が分った
・東電は(国も!)線量計を渡さずに作業員(下請け、孫受け)に
あたらせていた!!には「やはりそうなのか・・・」と絶句!!
「常に弱者が被害者(2度目の人災)」と言わざるを得ない
・保安院(国)の相変わらず他人事のような会見が続いている
・メディアも番組の解説にあたりこれまでの議員討論(各党が議論を
交える)等のように、専門家の意見の違いを交えた報道をすべきと
思う。
参考:原発 緊急の緊急(42)海の汚染
http://takedanet.com/2011/03/42_20e0.html
など、こと原発災害に関しては20日を経過してもいまだに「日本はコンパス(羅針盤)を失っている状態」なのかも知れない。