2012年2月8日

4.0M DigitalCAM

ふくしま市民活動フォーラム2012のふくしま復興ディスカッションにパネリスト&コーディネーターとして参加した。
プログラムなどは下記Webサイト参照。
http://fukufuku-project.net/forum1.pdf
プログラムの「⑤座談」のパネラー&コーディネーターとして参加して事例に触れると
マスメディアに取上げられない現実に接することが出来て次のようなポイントを感じた。
*風評の厳しさ:
取った魚の線量基準が二転三転(200ベクレル→100ベクレル→50ベクレル)⇒大手スーパーでは買ってくれない
*漁港の現実と支援(補助金)のギャップ:
・海洋汚染の先行きが見えない中で復活できる前提でないと補助金は出ない⇒負の情報を流すなという声
・取った魚が売れなければ補助金を使えない⇒宵越し金は身につかない?→どんどん減っていく
・復興資金は主に外部から働きに来た方たちに支払われる例が多い?
*希望が見える事例
・他県(北海道、小田原など)との連携・支援による材料の提供を受けて加工・販売事業の「芽」
⇒原料輸入→加工→販売という工業分野における日本のお家芸の水産分野版モデル
(又は委託加工)とも言え、風評被害を克服できる可能性?
・これらは神戸からきたボラの方と地元の人々がNPOを作って活動している
*浜の蔵元:長井市で廃業した酒造施設を引継いだ例
主テーマの「相馬、双葉地区のこれからの生活設計、文化の継承について」:
相馬市文化財住宅の修復再建という事業を核にして、上記事例なども取り込んで、
相馬、双葉地区への帰還への足掛かりと復興への絆づくりのキックオフ座談として
締め括られた。