2012年3月30日

地方紙に元官僚の大学教授の掲題の次のような見方が掲載されていた。
論点は

*政治家の2世、3世といった個人後援会の継承者以外にも政治家になる道を開いた   という意味で評価できる
*かつての首相経験者に比べると若い時から政経塾に入り県議、国会議員、大臣
(更には首相)になったとして政治家以外の職業経験は乏しいのが弱点
*今の政権の主要閣僚(リーダー)たちは民間企業の経営も知らず、行政の経験も
ない。
*果たして日本をうまく動かしていけるのだろうか。政治家が選挙や演説にたけた
“政治屋”にだけになってしまっていいのだろうか

以上のような論点から今の政権を<「松下政経塾」内閣、経験、知識不足の素人集団>と診断していた。
また、また元官僚が出した著書「松下政経塾が日本をダメにした」も紹介していた。
何れも政治家vs官僚(元官僚)の視点ではあるが何れも為政者、官僚サイドのものには違いなく、国民の視点はどこにあるのかと問いてみたい。

私は政治家に裁判員制度(その是非は別にして)のような実費ボランティアの発想が必要と思い始めている。
国政までには程遠いことは分かるがせめて市町村の議員などからそのトライアルすることを期待したい。
任期中は元々の仕事に戻れることを制度で保証することにできれば(全ての職業には難しさもあるとは思うが)まんざら夢物語ではないかもしれない(海外での事例もあるようだ)。
そうでもしない限り金(生活の財源)に縛られる活動に陥る可能性が高くなるし、実際にそのような状況が散見される。