2012年4月30日

休日(4月30日)の朝、久しぶりにNHKのまともと思えるドキュメンタリー番組を見た。 「キミたちの未来 僕たちの選択~時任三郎 世界エネルギーの旅~」

番組の途中からであったが時任三郎がナビゲートして発電事業に取り込むヨーロッパの事例を紹介していた。
以下はWeb上でのNHKの番組記事。
<番組内容>
時任三郎がエネルギーの未来を探るヨーロッパの旅! 脱原発のドイツ、自然エネルギーのデンマーク、核廃棄物処理のフィンランド、それぞれの選択と決断。日本の未来は…。
<詳細>
俳優・時任三郎が、エネルギーの未来を探るヨーロッパの旅へ! 脱原発を加速させるドイツ、自然エネルギー100%を目指すデンマーク、世界初の核廃棄物処理に挑むフィンランド。それぞれの選択・不安・決断を、時任が丹念に取材。なぜそんなことができるのか、どうやって改革を進めたのかなど、欧州3か国の美しい自然や街並みも交え、変革のキーパーソンたちを尋ね歩く。原発事故後、岐路に立つ日本。エネルギーの未来は…。

・・・番組を見終えた印象・・・
原子力発電という「パンドラの箱」を開けてしまった我々がこれからそれとどのように取組むべきか考え、行動するときに参考となるヨーロッパの先進事例と見ることが出来る。

・ドイツでは脱原発の行動は「嫌われ者」を逆手に取った行動がコミュニティレベルの発電事業に成長した例を紹介していた。
・デンマークの例は国の特性を活かした風力発電に脱石化資源エネルギーに活路を見い出そうとしている。
・フィンランドの事例では現在の原子力発電の影の部分とされる使用済み核燃料の処理を取上げ、25万年後という気が遠くなる先(それは現実的かどうかは別にして)の使用済み核燃料を無害化まで想定して地下岩盤層に閉じ込めるプロジェクトを紹介している。その仕事に携る者の発言として「使用済み核燃料の処理はそれを作った世代の責任である」という発言が印象的であった。

これらを見終えてこの日本という国のエネルギーに対する取組み姿勢は
*ドイツのような決断も出来ず(前首相の退陣前の一発言と扱われ電力会社の喧伝に右往左往)、
*オランダの施策(風力発電)のようにも徹底出来ず、
*フィンランドのようにも確固たる戦略を持ち得ない(いまだに使用済み核燃料の処理法すら決められない)
というのが現状である。

それと比較して、それぞれの事例は国としてのありよう、人々や為政者の文明・文化の違いを改めて痛感させられた。