2012年10月13日

最近は新聞に原発事故関連記事(特に今も続いている収束作業)の載る頻度が少なくなっているような気がする。

今朝の記事に「増え続ける汚染水」が次のような内容で取上げられていた。
・事故から1年7ヶ月経つ今も福島第一原発の建屋への地下水流入が止まらず汚染水
の増加に歯止めがかからない
・放射性物質を含む汚染水の処理は増設する処理装置でセシウムや塩分を除去して
原子炉に戻して原子炉の冷却に再利用中
・12日現在で増え続ける汚染水は21万トン以上を超え、タンクの増設と多核種
除去設備による処理で凌いでいるがこの設備でもトリチウムは処理できないため
この処理水もタンクにためるしか方法がない

つまり、現時点の対策では「トリチウム除去装置の設置」「地下水の流入防止」が出来ない限りエンドレスにタンクの増設が続くと言う先の見えない現実!!である。
第一原発の所長は【このトリチウムを含む処理水】を≪海に放出する可能性≫には『見通しはよく分からない』と述べ否定はしなかったようだ。

東電、国はこのトリチウムの除去についての見通しがたてられないのではないだろうか?
素人が少々調べた限り、【トリチウムを含む放射性廃棄物の処理】は核融合炉工学におけるトリチウム工学の≪研究課題≫であるようだ。