この国のトップが海外でのトップセールスとして日本の原発技術の輸出で経済成長の一翼を担うと発表し、中東や東南アジアでODAなど円借款を絡ませて売り込んでいる記事を見かけた。
福島事故の解明が途上であることは周知のとおりで、日本の技術の安全性に対する不安や疑問が払拭されない現状で輸出して、その装置の運転の信頼性を担保できにくい輸出においては事故が発生した場合のリスク(国際的PL法の適用)が非常に大きいと思う。
また、円借款ということは私たちの税金が当てられるということであり一体どのようなプロセスで決定されているのか知りたいものだ。
このような観点や指摘まで言及しないメディアでは単なる情報の提供者にしか過ぎないと言われても仕方がないのでは・・・。
2013年6月3日