2013年7月2日

7月1日の夜、Taiken堂in山辺町で通しではない受講者として参加した。

さすが作家、話がうまい(中味と形)!
62歳と言えば当方と4歳違い。
破れたジーンズ、袖の色が違うTシャツ、その上にジャケット、キャップ(昔から頭に何かを被らないと落ち着かない、昔はヘルメットで拘置所に入ったと笑いを取っていた)。
東京拘置所(独房)で失語症を患ったと紹介。

3.11とその後のツイッターでの“つぶやき”との出逢いから生れたと書いている氏の著書”「あの日」からぼくが考えている「正しさ」について)”を読んでいたこと、吉本(隆明)の氏に対する評価などから関心があって久々に著名人?の講演に足を運んだ。

頭に残った“話、言葉”など・・・。

*氏が尊敬する哲学者鶴見俊介が息子から「おとうさん、自殺をしてもいいのか?」と
聞かれて「応えた」言葉。「答」ではなく「応え」。
つまり、「私はそう考える」という応え方
「もし戦争に行かされることになり人を殺すような状況になったり、回りからの
強制で女性を強姦せざるを得ないような事になった場合は良いと思う」と。
その内容はこちらに詳しく紹介されています。
⇒ http://tochork.exblog.jp/15516910/
まさに、「啐啄同時(そったくどうじ)」の好例である。

*米国の著名な教師の言葉:
教育をすればするほど子供をダメにしているのが今の教育のシステム

*大人は子供を教育していると考えるかもしれないが子供から教えられるということ
も多く相互の関係にある(氏の子育ての話を聞けば誰しも得心するはず)

*参加者からの質問「最近の言葉の暴力について」への応え:
誰しも陥り易いが「自分はこのように思う」という表現を心がける

帰り際に最近メンテに行った歯科医(美人女医!)と遭遇し立ち話をするというオマケ付きの有意義な一夜だった。