2013年9月11日

いま、シリア情勢とそれに対する米国の対応がメディアを賑わしている。
シリア情勢とその背景について新聞、TV以外に情報源が無いしロシアと米国の思惑に関心はないがロシアの提案「国際管理」は紛争の解決手段として基本的に賛成である。
もちろんその有効性については北朝鮮の六カ国協議同様諸問題があるのは分かっているが・・・。
米国にとってもイラクやアフガニアでの経験からブッシュのように自国だけで攻撃に入るのに躊躇して少なくとも議会の承認というプロセスを入れようとしている。

そして、この紛争解決の手段としてこれまでも世界各地で実施されている「国際管理」という手法を核兵器の根絶・削減という問題に是非使ってほしいと思う。

「自ら保有しながら他国に持つな」という論理はその国の主義や体制のいかんにかかわらず「論外」であるのは自明と思うが、誰もそのような提案、発言をしない。

抑止力とか核の傘などの言い訳で及び腰にならず唯一の被爆国である日本だからこそ「国際管理」を提言する立場、権限を持っているわけで堂々として発信してほしいものだ。