2014年6月8日

久しぶりに日曜の朝の7時にフジ系列のTV番組「ぼくらの時代」を見る機会が有った。
この日はこの系列の番組ドラマ「最後から二番目の恋」などで共演している中井貴一と小泉今日子にその演出をしている宮本理江子が出演していた(その2回目)。

山田太一はTV番組だけでなくその著作(シナリオ、小説、エッセイ・・・)に注視しているがその娘宮本理江子がTVの世界(演出)にいることをこの番組で初めて知った。

改めてその仕事を調べてみると特に
・1991年の「101回目のプロポーズ」
・2005年の「優しい時間」
・2007年の「拝啓、父上様」
・2008年の「風のガーデン」
がその作品の出来として記憶に残る。
特に「優しい時間」「拝啓、父上様」「風のガーデン」は脚本が倉本聰であるのは興味深いく面白い。

番組の中の3人の会話で次のような話に興味をおぼえた。
・AKBのサイン会で発生した事件で、直ぐに類似の企画が中止になることを「苦しい時代」と評していた点
⇒同感(木から子供が落ちて怪我をするとその木を切ってしまうような世相と同じ)

・最近の多くのTV番組やドラマではリハーサルが手を抜いたり出演者の意見やアドリブが幅を利かせているが本当は脚本、台本を読み込んでリハーサルをしっかりやるべきと話した点
⇒上述の山田太一は脚本に対する演技者からの変更提案に対して基本的に受けなかったという話を聞いた記憶が有る。
リハーサルの場は作者が籠めた想いにどれだけ近づけるかという真剣勝負の場なのだろうと思う。