2015年8月8日

今年に入って70歳を越えて(74歳)駒沢大学に入った萩本さんをゲストに迎える番組を何度か眼にしたが、今回サワコの朝で記憶に残った萩本の話とそこから考えたことを紹介する。

この年齢で大学に入った理由(きっかけ)を次のように語っていた。

・「年とったら明日会う人がいるというのはきっと幸せに違いない」と思ったから。
・ボケが始まる年になりマイナスが増えていくのは避けられないけど、それを上回る
プラスがあれば良いと考えた(プラス思考)。
・入ったら会う人が「うじゃうじゃ」いて結構楽しいと言う。

当方も70歳を2年後に控えた高齢者でありビジネスを減らしているものの、結構地域活動などで忙しくバタバタしている状況ではあるが「なるほどな~」と思う。
普通(60~65歳?)にハッピーリタイヤして暫くはのんびりするがそれに飽きた高齢者の悩みについては様々な形で多くのメディアで取上げられている。

そのような折に、企業組合を運営している代表と話す機会がありポテンシャルの高い高齢者のスキル(経験知)を活かす必要性が話題になったので紹介する。
その代表は「高齢者のスキル(経験知)を活かす」というようなテーマで県外の講演会にも参加したことがあると言っていた。
是非に!と言ったところ手が回らない・・・と言っていた。

本来なら高齢者の中に「旗振り」をする人が必要ということなのかもしれないが・・・かく言う当方もやりたいことがいっぱいでアップアップの状態。
高齢者に限定せず「旗振り」できる人が必要ということなのだろうか?

以前、山形のFMコミュニティ放送「ラジオモンスター」の弊番組「Yamagata地域力ステーション」の中で「プロノボ」を次のように紹介したことを思い出した(H22.10.13)。

現役の人の活動としてプロノボのような機能で高齢者の経験知を活かす“しくみ”づくりをする何人かの人(変わり者?)が必要なのかもしれない。

・プロボノ:ラテン語で「良いことのために」
・以前にもNHKのクローズアップ現代でも取上げられていた。

欧米では日本と比べられないくらいに進んでいるが、その動機に大きな違いがあるのは気掛かり。
・つまり、日本では「日々の仕事に“生きがい”を感じられないからボランティアで」という消極的アプローチが多いとのこと。
・「驚きました。プロボノへ行って会社へ戻ってくると、皆、活き活きと仕事をし出すんです」という番組での紹介に、今の社会では仕事における生きがいの問題が放置されたままで解決されないのではと感じた。
・仕事と社会貢献の両面での「生きがいづくり」が理想のはずだが・・・。