コラム文頭は次のような紹介で始まる。
誰が言い出したのか知らない。昔はよく「アメリカがくしゃみをすると日本が風邪をひく」と言った。今はアメリカ大統領が何かつぶやくと世界中が大騒ぎになる。株価が下がれば、「今が買い時だ(*)」なんて、大統領が言うべきことではなさそうだが、この人に「べき」や「べきでない」はない。・・・
*:素人なりにインサイダー取引に抵触しないのだろうかなどと思ったりする。
そして、次のような記載が続く。
・・・その交渉のため、世界中が「自分の尻にキスしに来る」なんて、こう書いていてさえ恥ずかしい言葉を一国の宰相が記者を前にして言うのにも驚く。しかも、それがまた大向こうの受けを取るのだから、何をか言わんやだ。・・・
今はトランプ大統領に振り回される国々、メディア、人々・・・。
当方は前期のトランプ大統領の時は「4年をやり過ごすしか無い。米国はそのような人間を選んだのだから」と思った。返り咲いた2期目が始まった後も世の中は振り回されるだろうと思っていたが、予測が違わずメディアでの報道を見るにつけさすがに「よくまあ、いけしゃあしゃあと」「なんという厚かましさ」という印象が強まっている。
米国は憲法で3期は無いとされている(*)が、Web上では憲法を改正して3選を目論んでいるとの情報もあるようだ。
*(ウィキペディアより):
憲法修正第22条(1951年確定)により大統領の3選は禁止されている。 初代ワシントン大統領が2期で引退し、それ以降どの大統領も3選を求めないという政治的慣行ができ、それを憲法に明文化したものである。 しかしフランクリン・ルーズベルト(1933年大統領就任)だけが、第2次世界大戦時という特殊事情もあり4選を果たしたことがこの修正条項成立の契機となった。
このコラムでは最後に次のようなぼやきが記されていた。
・・・そろそろこの人の言うことは無視したらどうだろうかと思うが、そうもいかないんだろうな。