2020年5月27日

見出し: 歴史に 記憶に 刻む NYタイムズ1面/コロナ死者1000人の名前

記事内容【ニューヨーク共同】(抜粋):

・24日付けの1面に「米コロナ死者10万人に迫る 計りしれない損失」

・「彼らは単なるリストの上の名前ではない。彼らはわれわれだ・・・患者数だろうと、失業者数、数字だけでは新型コロナの影響を推し量ることはできない」

・死者それぞれに「厳しい仕事ぶりで知られる裁縫師」「30年以上にわたり数学と英語、歴史を教えた」など、人となりを紹介する説明を一言ずつ添えている。

 

この記事にふと本コラムのアーカイブス(2016.7.30)で紹介した「相模原殺傷事件 問われる社会の在り方」を思いだした。

この時は“ 事件の犠牲者の氏名が公表されない ”ことに対する7月26日掲載の最首 悟氏の論考を紹介して氏名公表の有り方に触れた。

 

翻って我が国の今回のコロナ禍の報道で言えば感染確認者、死者数・・・その殆どが数字のみで扱われる現実があり、比較してこのNYタイムズの記事は日本のメディアに対して一石を投じている。