フジTVに対する当方の抱く勝手なイメージの中では「珍しく堅いテーマを取り上げ、新たな検証や証言に基づいて丁寧な2時間半のドキュメンタリー番組に仕上げている」との印象を持った。
そして、見終わって、あれから「30年が経ったのか・・・」と自身の記憶が甦ってきた。
その記憶は・・・
当時の私は日揮に在職していて米国の某石油メジャーから受注したシンガポールの製油所のリニューアル計画のための調査&計画書作成業務に携わり単身シンガポールに駐在していた。
現地の新聞、日本から送られる新聞やTVのニュースをみて衝撃を覚えたことを改めて思い出した。
たしか、日揮社員の家族も犠牲になったはずだ。
もう一つ思い出すことはこの事故の1カ月後の9月に父が他界し、この地でその訃報を受けたことこと。
仕事の目処も概ね立っていたという判断と日本の良き慣習から直ぐ様帰国しなさいとの連絡が入り、帰国して家族と共にふるさとに帰った。
しかし、それなりの時間が経過していることもあり山形に着いた時は既に火葬を終えていて父の姿には会えなかった。
そろそろ三十三回忌も近いということになる。
改めて日航機墜落で亡くなった方々とわが父に 合掌