冬立つや 熟成樽に 耳澄ます
作品:写真俳句
投稿者:武田 剛(山形市)
写真撮影地:仙台市青葉区(ニッカウイスキー宮城峡蒸留所)
編集:黒沼貞志
コメント(by武田さん):
作並駅から週末だけ運行しているシャトルバスで蒸留所へ、R48から敷地内に入ると赤煉瓦の建物が並び、まるでヨーロッパに来たような雰囲気だった。ビジターセンターで受付し、蒸留所ガイドツアーでウイスキー製造の各工程を見学した後、3種類のウイスキーを試飲、70分ほどの行程だった。
ウイスキーは精麦→糖化→発酵→蒸留→熟成の工程で製造されるが、精麦から発酵までの工程はビールと同様で、使う酵母が使うだけのようだ。またウイスキーの琥珀色は熟成で色がつき、使う樽によって香りと色が違ってくるとのこと。
創業者の竹鶴政孝は蒸留所を北海道の余市とここの宮城峡に設置し、各々で違うモルトウイスキーを作り、ブレンドすることでより芳醇なウイスキーを目指したとのこと。宮城峡に蒸留所を設置する際には、地形を変えない、余分に木を切らない、電線を地下に、全てに赤煉瓦を使う、との条件を出したとのことだ。これらがこの場所の雰囲気を作っている。新しい発見になった。試飲で味わった宮城峡だけのモルトウイスキーは美味しかった。また来てみたいと思う。
投稿日2025年11月16日
投稿者kuronuma