7月17日の地方紙(山形新聞)に「県、省エネ推進キャンペーン “家電買い換え CO2削減”」という記事掲載があった。
ふと、思い出したのが「LCA(ライフサイクルアセスメント)」。
かつて勤めた企業で仕事の関係でこの概念に出合って多少は勉強した。
馴染みのない方のために簡単に概説すると次のようになる。
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LCA:ライフサイクルアセスメント(LCA:Life Cycle Assessment)とは、ある製品・サービスのライフサイクル全体(資源採取―原料生産―製品生産―流通・消費―廃棄・リサイクル)又はその特定段階における環境負荷を定量的に評価する手法である。
出典:https://tenbou.nies.go.jp/science/description/detail.php?id=57
詳細(参考):https://www.jemai.or.jp/lca/dd4ht3000000076a-att/a1528715510852.pdf
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かつて、いや今も日本には「もったいない」という品物に限らず自然からのいただき物まで大事に使う考えがある。
一時、車の排気ガス(CO2)低減のため新車への乗り換えキャンペーンが叫ばれたことがある。 その時には使いなれた車と新しい車の比較を燃費、CO2排出量だけの比較(新しい方が良いのは自明)だけではなくLCAの視点で比較する発想が必要ではと痛感した。
現在どこを向いてもSDGsやカーボンニュートラルへの取組みなどに関する情報で溢れている。 これらを推進する場合は時流に流されずLCAという原点、根本を分かった上でお願いしたいと思うし、取上げるメディアにもその観点にも触れて欲しいと思う。